秋冬のビタミンD不足に注意!
免疫力アップなどの働きで近年注目されているビタミンD。
ビタミンDは日光(紫外線B波)に当たることで体内でも生成できますが、秋冬は十分量の生成に夏よりも時間がかかってしまいます。
ビタミンDとは
ビタミンDは、近年、健康維持を助ける働きがあるとして多くの注目を集めている脂溶性ビタミンの一つです。
日本人はビタミンD不足ぎみ
厚生労働省の「日本人の食事摂取基準」によると、18歳以上の成人のビタミンDの摂取目安量は8.5μgとされています。しかし、実際は18歳以降の多くの世代でビタミンDの平均摂取量は目安量を下回っており、日本人の8割はビタミンD不足、4割は欠乏状態とも言われています
日光に当たることで生成できるけれど‥
ビタミンDは日光(紫外線B波)に当たることで、体内で生成することが出来ます。
しかし、紫外線B波はガラスを貫通しにくいため、窓越しの日光浴ではビタミンDの生成量は低下する可能性があります。
また、秋冬は夏に比べて紫外線も弱くなるため、十分量のビタミン生成するのに必要な日光浴の時間が増加してしまいます。
少し前の調査にはなりますが、2013年に国立環境研究所と東京家政大学研究チームが、5.5µgのビタミンDを体内で生成する場合に必要な日光浴の時間を調査した報告によると、全ての地点で7月よりも12月の方が、十分量の生成に必要な時間が多くなることが分かりました。
緯度の高い札幌場合は、晴天日のお昼という一番太陽紫外線の強い状況下の場合、7月だと4.6分で十分量を生成できますが、12月だと76分というかなり長時間の日光浴が必要となります。
夏季であれば、昼間に数分程度の日光浴で必要な量のビタミンDが生成できても、冬季になると同じ時間では十分なビタミンDを生成することが出来なくなってしまいます。
また、曇天や雨の日は生成量がさらに低下することも報告されていますので、これから紫外線が弱まる季節には注意が必要になるのです。
【参考】体内で必要とするビタミンD生成に要する日照時間の推定-札幌の冬季にはつくばの3倍以上の日光浴が必要-
https://www.nies.go.jp/whatsnew/2013/20130830/20130830.html
ビタミンDが不足しやすい人
美容意識の人
『紫外線=美容の敵』というイメージが広まると共に、女性を中心に美白やがん対策などで日焼け止めを使う方が増えています。しかし、ビタミンDは紫外線に当たることによって生成されますので、日焼け止めを使いすぎることでビタミンDが不足することが報告されています。
高齢者
高齢者の8割の方がビタミンD不足との報告もあります。高齢者のビタミンD不足は、皮膚におけるビタミンD産生能力が低下することに加え、屋外での活動量減少により日光照射を受ける機会が減少することが原因であると考えられています。
日光浴での生成や食品からの摂取が難しい場合はサプリメントも
ビタミンDは日光浴のほか、キクラゲやシラスなどの食品からも摂取することが出来ます。
しかし、美容のために紫外線対策をしっかりと行いたい方や、毎日の食事から十分量の摂取が難しい方は、サプリメントや健康食品の併用もおすすめです。
また、ビタミンDは脂溶性のため、脂と一緒に摂取することで吸収率が高まります。
ビタミンDを摂取するときは、良質な脂と共に摂取をするよう、心がけてください。
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