【ビタミン】ビタミンB1不足による疾患
ビタミンB1は糖質を分解し、エネルギーに変換するのを助けますが、不足すると特有の症状が出ることがあります。
脚気(かっけ)
ビタミンB1が不足することで生じる病気です。明治時代に発見されました。
それまで日本人は玄米を食べていましたが、ビタミンやミネラルが豊富に含まれる糠層部分を取り除いた精白米を食べるようになったことから広まったとそうです。
全身の倦怠感、食欲不振、手足のしびれ・むくみなどの症状が現れます。
ウェルニッケ脳症
ビタミンB群の1つであるチアミンの重度の欠乏が原因で発症します。
アルコール依存症にともなって起こることが多いです。
アルコールを多量に摂取することにより、ビタミンB1の吸収や貯蔵を妨げてしまいますので、アルコールをたくさん飲む人は注意して下さいね。
症状は意識障害、外眼筋麻痺、運動失調など重篤な神経疾患を伴います。
ビタミンB1は水溶性のビタミンです。
豚肉や玄米、豆類に多く含まれていますが、ビタミンB1には水に溶け出しやすく、加熱に弱いという特徴があります。
調理する場合は、煮汁ごと食べられる調理法や加熱時間が短いメニューにすると良いですよ。
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