季節の変わり目の憂鬱な気分の原因① 太陽を浴びる時間の不足

季節の変わり目はなんだか気分が乗らず、憂鬱な気分になりがちという人、多いのではないでしょうか。

季節の変化と憂鬱な気持ちの関係

日照時間の減少

夏から秋、秋から冬へと季節が変わる際に、憂鬱な気持ちになる人は多く見受けられます。
この気分の変化が生じる原因としてよく言われているのが太陽光を浴びる時間の減少です。

太陽光を浴びると、体内ではセロトニンという物質が分泌されます。
セロトニンは「幸せホルモン」などと呼ばれることがあるように人の多幸感に大きく関与していますが、秋冬になると日照時間そのものが減ることに加え、寒さで室内で過ごす時間が増えてしまうため、一層太陽光を浴びる時間が短くなってしまいます。

また、セロトニンは「メラトニン」原料にもなります。メラトニンは睡眠・覚醒や季節感、日々のホルモン分泌などのリズム「概日リズム」にも関与しているため、メラトニンが不足すると生活のリズムが崩れ、様々な不調が生じてしまう可能性があります。

どうすればよい？

日照時間の不足によって生じる気分の落ち込みには、朝日を浴びて体内時計が整えたり、意識的に日光浴を浴びるなどするなど、なるべく日光に当たる時間を増やすことが効果的とされています。

太陽に当たる時間をつくることが難しいという方は、生活環境や職場を明るくだけでも効果があると言われていますので、そのような環境を創るよう工夫してみてください。

 

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